裏手の玄関から家の中に入ると、時代を感じさせるレトロな台所に、懐かしきバランス釜式の小さなお風呂がひときわ目を引きます。台所はガスコンロ設置可で、瞬間湯沸かし機が付いているのでお料理についてはご安心を。
2階へ向かう廊下から無骨な板張りの床となります。これがまた味があって…もの凄く良いです。使い込まれた木の風合いは、年代物の物件ならでは。これまたレトロな手洗い場を横目に、昔ながらの急な階段を上っていくと、まるで幼いころ田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びにきたような懐かしい感覚が蘇ります。
階段を上ってすぐにあるのが4.5帖の洋室。こちらは縦長の形状で、まるで書斎のような雰囲気を持っています。出窓の奥行きが十分にあるので、実際にココを机として使っても良さそうです。収納スペースもたっぷりありますよ。
そしてこれまた味のある廊下を通って隣には6帖の和室が。年季の入った床の間や押し入れ、そして廊下との間のガラス引き戸は雰囲気たっぷり。
そして一番奥にあるのが広々8.75帖の使いやすそうな洋室。レトロな床や天井に、和式照明がマッチしてます。
そして、階段側の廊下の突き当たりには納戸があります。ここはかなり使い込まれた感がありますが、昭和の病院の診察室(?)のような雰囲気に、きっとときめいてしまうことでしょう。
なお玄関は裏手と正面の2カ所あり、裏手玄関は1階へ、正面玄関は直接2階に入る形になります。
1階の水回り(台所・風呂・トイレ・手洗い)については先述の通り古い設備となっており、正直に言って不便な部分も多々あると思います。しかしこの、時代を過ごしてきた古き良き佇まいは、何にも代えられないものだと感じます。古い=悪いでは決してない。この佇まいを残してくださったオーナーさん、代々の住居者さんに感謝したいなーと思います。