この部屋はコンクリと合板をうまく使いながら、新しい住空間を作り上げています。
リビングの床は厚みのある構造用合板を使い、クリア塗装されています。
厚みがあるので素足で歩くと木のぬくもりを感じます。壁はコンクリートむき出しの部分と、白く塗装された部分で空間に奥行を持たせています。壁紙は一切使用していません。
そしてリビングに面するメインの壁はもともとの躯体の上に荒々しくテコで盛られたモルタルが壁の表情を際立たせ、部屋のオブジェとなっています。
リビングと他の部屋を間仕切るのは合板で作られた棚やクローゼット、そしてカーテン。(カーテンはついていませんがレールがあります。)
圧巻は縦6×横5段で構成された合板の棚。ほぼ天井の高さまである巨大な棚はどんなものでも収納でき、かつディスプレイしてくれます。
キッチン前の元々の躯体から壁側に向けて180cm×98cmの造り付けのダイニングテーブル。そして天井からペンダントライトが下げられており、シンプルかつ上質な空間を演出しています。
ダイニングテーブルの奥には扉があり、そこには約3.7帖のスペースが。子供部屋にも、収納としてもちょうどいい大きさです。
キッチン、洗面、お風呂、トイレ、水回りすべてリノベーション時に刷新されていて使い勝手は全く問題ありません。
また、建築事務所やデザイン事務所など、業種は限られますが、事務所としての使用も可能とのこと。
シンプルかつ上質な空間だからこそ、インテリアにはこだわりたい人にぴったりの空間。そしてステキな空間をあなたのセンスで完成させてみてください。