中に一歩足を踏み入れた瞬間、興奮しました…。
なぜならそこはアンティークな雰囲気のまるで別荘のような空間。木の香りがただよってきそうなほどの無垢の木の柱や建具に囲まれ、空間をあたたかな色合いの照明が照らし、各窓には緋色のカーテンがかかり、そして見上げればそこには3階までの吹き抜け…すべてがスペシャルなんです。一歩足を進め、一つ扉を開けるたびに、妥協を許さないこだわりが詰め込まれた造りに、ニヤニヤが止まりませんでした…!!

1階に位置する14.6帖のリビングダイニングキッチンには、木の自然のままの風合いをそのまま活かした、1枚板のローテーブル。この空間の中、座卓というのが良いですね。なお、カウンターキッチンの前のダイニングスペースにはダイニングセットが別途用意されていますのでお食事はそちらでどうぞ。これらの家具、なんと備え付けのサービス品です。この空間にマッチした家具が既に揃えられているのは、嬉しいですね。

キッチンは3ツ口のIHクッキングヒーターとグリルが組み込まれたシステムキッチン。背面には大容量の収納・カウンターもありますので、思う存分料理の腕をふるえますよ。

階段を1フロア分上がった先、吹き抜けに面した踊り場部分は十分な幅があり、ちょっとした書斎やギャラリーのように使えそう。2階にあるのは10.7帖の広々とした洋室で、これまた良い風合いの木の引き戸収納が素敵です。

もう1フロア、3階まで上ると渡り廊下的な構造となっていて、廊下を隔てて左右にそれぞれ5.3帖の洋室があります。三角屋根の形をそのまま表した勾配天井が屋根裏の秘密基地のような雰囲気を醸し出しています。

なお水回りは1階に集中しています。お風呂はガラス張りの空間で、バスタブは悠々と中央に鎮座。階段下のスペースに設けられたトイレは、壁から天井にかけて刻まれた階段のステップ形状さえ、デザインの一つだと思わせてくれるほど。


…文章が長くなってしまいました…この空間の完成度は、実際ご覧になるのが一番伝わると思います。写真を見てビビッときた方、是非このスペシャルな空間にお越しください ^^

1階の玄関横に位置する和室って、おばあちゃんのお部屋って感じがしませんか？
1階の和室、2階の和室と洋室。家族みんなで集まるリビング。
昔ながらの間取りで、家族みんなで住める一戸建てです。

設備はこちらも昔ながら…という感じで、目立った最新機能などは正直ありません。とてもシンプルな、つくりとなっています。
ただ玄関やトイレには手すりが設けられており、ご高齢の方に優しい心遣いの設備はプラスα、されています。

洗濯物はリビングの軒先に干す事になりますが、家の裏手は南向きで開けたスペースになっているのでお洗濯ものがカラっと乾きそうです。
また家の目の前に2台車の駐車スペースがあり、1台は屋根付きのポーチ前になるので、雨の日の買い物でも濡れることなく出し入れできます。

周辺はスーパー、レンタルビデオ屋、コンビニ、ファストファッション店などの便利なお店が並び、生活しやすい環境です。

昭和31年築、還暦を迎えたこの家はまるで時間が止まったかのような趣きを持っています。
裏手の玄関から家の中に入ると、時代を感じさせるレトロな台所に、懐かしきバランス釜式の小さなお風呂がひときわ目を引きます。台所はガスコンロ設置可で、瞬間湯沸かし機が付いているのでお料理についてはご安心を。

2階へ向かう廊下から無骨な板張りの床となります。これがまた味があって…もの凄く良いです。使い込まれた木の風合いは、年代物の物件ならでは。これまたレトロな手洗い場を横目に、昔ながらの急な階段を上っていくと、まるで幼いころ田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びにきたような懐かしい感覚が蘇ります。

階段を上ってすぐにあるのが4.5帖の洋室。こちらは縦長の形状で、まるで書斎のような雰囲気を持っています。出窓の奥行きが十分にあるので、実際にココを机として使っても良さそうです。収納スペースもたっぷりありますよ。

そしてこれまた味のある廊下を通って隣には6帖の和室が。年季の入った床の間や押し入れ、そして廊下との間のガラス引き戸は雰囲気たっぷり。

そして一番奥にあるのが広々8.75帖の使いやすそうな洋室。レトロな床や天井に、和式照明がマッチしてます。

そして、階段側の廊下の突き当たりには納戸があります。ここはかなり使い込まれた感がありますが、昭和の病院の診察室(?)のような雰囲気に、きっとときめいてしまうことでしょう。

なお玄関は裏手と正面の2カ所あり、裏手玄関は1階へ、正面玄関は直接2階に入る形になります。


1階の水回り(台所・風呂・トイレ・手洗い)については先述の通り古い設備となっており、正直に言って不便な部分も多々あると思います。しかしこの、時代を過ごしてきた古き良き佇まいは、何にも代えられないものだと感じます。古い＝悪いでは決してない。この佇まいを残してくださったオーナーさん、代々の住居者さんに感謝したいなーと思います。