当物件は元々某大手企業の社員寮として27年前の1990年に建てられました。
1990年と言えば、バブル経済がまさに終焉を迎えようとする時です。
仕事を終え、1人疲れて帰って来ても食堂には同じ仲間と、暖かい料理で 迎えてくれる寮母さんが笑顔で待っていてくれました。時には仕事の不満 を語らい、時には夢を語らい同じ仲間と泣き、笑い、多くの時間を過ごし、若者を送り出したこの建物が社員寮としての役目を終えた時・・・
2014年秋に、社員寮から賃貸マンションへと生まれ変わりました。
残せる物を上手く 使い古い物と新しい物が共存し補い合う「パッチーワーク」のような新しいデザイン。 多様な要素、様々な住む人の集合として表現しています。
外構部分には以前は無かった植栽を多く施し建物北側を流れる馬込川の環境と合わせて 「緑と暮らす部屋」というコンセプト打ち出されました。