「ひろしま街づくりデザイン賞」を
2000年という節目の年に受賞された集合住宅です。
●選考理由/単純な箱型になりがちな集合住宅を、豊かな表現力により、変化のあるデザインでまとめている。
巧みな配置やすりガラスの使用などによって、開放性と閉鎖性の両方を実現しており、住人同士の関係、地域と住人の関係など集合住宅の可能性を広げている。
(広島市都市計画局都市デザイン室より抜粋)
受賞した理由がよくわかる建物です。
外観は無機質なコンクリートとすりガラスにより構成され、一見、圧迫感を感じそうですが、コの字に配置した間取りにより奥行きが感じられます。
住民同士が気軽に顔を合わせれるように、中庭を設け、シンボルツリーのカツラの木を4本植栽。
紅葉の時期には、色鮮やかなハート型の葉が季節感を楽しませてくれます。
今回募集のお部屋は
302号室。
木製の玄関を開けると、そこに見えるは広々としたポーチ。
ポーチには屋根がもちろんあり、陽当たり風通しもばっちりです。
南側には中庭に植えられたカツラの木々が美しく顔を出しており、北側には目隠し塀に遮られた
物干し場があります。
玄関はどこ?と言いたくなるような造りですが、キッチン横の勝手口の部分が居室への入り口となります。
家族がリビングにいれば、大きなガラス窓から
「ただいま~」と
靴を投げ散らかしてリビングに入れそうですね。
ハンキングチェアを置いて、読書を楽しみたいものです。
室内は、コンクリート打ちっぱなしの部分も随所に残し、メリハリをつけた空間使い。
家具の配置も大胆に配置してほしいなと思います。
水周りは洗面はキッチンの延長に配置し、脱衣場は別に。
使用頻度の高い洗面台は使い勝手の良い配置に設置し、プライバシーには配慮した、住まわれる人のこともしっかり考えられている間取りです。
リビング奥に2部屋洋室があり、回遊性のあるお部屋です。
お子様が小さいうちは広げて使うなど、個別に使うことも可能なフレキシブルな間取りです。
物件横にある大きな公園が、お子様の遊び場にちょうどいいですね
内見は4月以降可能となります。