手元のリモコンを押して、ウィーンという音と共にガレージのシャッターがゆっくりと開いた瞬間、車好きならずともテンションが上がってしまいました。
1階の大部分を占めるこのガレージスペースは、愛車を雨風から守るだけでなく、趣味のギアを広げたりメンテナンスをしたりと、まさに「大人の秘密基地」そのものです。
室内に入って一番驚いたのが、間取り図で「洋室」と書かれたスペースです 。なんと入り口で屈まないと中に入れません。
正直に言えば、毎日の出入りで頭を下げなければならないのは少々面倒ですし、腰が痛い時には辛いかもしれません。
ですが、一歩中に入ってみると天井こそ低いものの、しっかりとした窓があって明るく、不思議と落ち着く広さが確保されています。寝室にするもよし、シアタールームにするもよし。
この「お籠り感」は一度味わうと癖になりそうです。
さらにこのお部屋、動線も少しミステリアスです。キッチンの後ろにある扉を何気なく開けると、そこには下の階へ続く階段が隠されていました。
まるで忍者屋敷のような不思議な構造に、取材中も思わず笑みがこぼれてしまいました。
82平米という広さを持ちながら、家賃は9万4千円 。
一般的な使いやすいお部屋とは対極にありますが、普通の暮らしに飽きてしまった方や、不便さも含めてこの個性を愛せる方には、唯一無二の相棒になる物件だと確信しました。