そこには、まるで大海原を統べる拠点のようなアイランド型キッチンが、LDKのど真ん中に堂々と鎮座していたからです。
玄関を開けたらすぐにこの空間が広がるという、既存のセオリーを無視したような大胆な間取りは、この部屋の個性を何よりも雄弁に物語っています。
さらに歩を進めると、洋室を経由してインナーテラス、そしてその先のオープンテラスへと、まるでミルフィーユのように空間が層を成して重なっていることに気づきます。
インナーテラスというと響きはとてもお洒落ですが、実態は機能的な室内物干し部屋といったところでしょうか。用途が限定的だからこそ、あえて扉を開けっ放しにして、光と風が通り抜ける開放的な空間として日常に組み込んでしまうのが正解かもしれません。
数字や図面だけでは決して伝わらない、この空間が放つ圧倒的な熱量をぜひ現地で体感していただきたいです!
